『よもぎ』は現代人を救う!?
よもぎの滋養は、すごい!
日本ではあちこちで見かけることのできるよもぎ。野草としてだけでなく草餅の材料としても、とても馴染みがあると思います。
このよもぎ、実は漢方の生薬としても使われる優秀なハーブなのです。健康にいいのはもちろんのこと、美容にもいいのをご存じでしょうか?
よもぎの栄養や美容効果などについてお話ししますので、日々の暮らしの中でぜひ役立ててほしいと思います。
よもぎの栄養
よもぎは漢方に使う生薬(艾葉(がいよう)と呼ばれています)でもありますから、その薬効には素晴らしいものがあります。
栄養成分としては、
・クロロフィル(葉緑素)
・食物繊維
・ミネラル類(カルシウム、マグネシウム、ナトリウム、鉄、カリウムなど)
・ビタミン類(A、B1、B2、C、Eなど)
・βカロテン
・フラボノイド
などが豊富に含まれています。
中でもクロロフィルを含有していることがよもぎの大きな特徴です。
クロロフィルの働き
・がんの細胞の発生を防ぐ抗がん効果
・老廃物を体外へ排出するデトックス効果
・コレステロールを下げる効果
・ヘモグロビンの生成を促進する貧血予防効果
などの効果が期待されています。
よもぎの食べ方は草餅しか知らないという方もいるかもしれませんが、いろいろな料理に使えるんです。新芽をおひたしにしたり、天ぷらにしたり。また、ペースト状にすればソースやスープにも使えますので、ぜひ春の野草の味を楽しんでほしいです。
<おすすめのレシピ>
よもぎ茶
よもぎの葉がたくさん手に入ったら、ぜひお茶も作ってみてください。葉の部分だけを摘み取り、乾燥させてからフライパンで煎ると自家製のよもぎ茶ができます。
ハーブチンキ
お酒に漬け込んでハーブチンキを作るのもおすすめ!(ハーブチンキとはハーブの濃縮液のこと)
清潔なビンに、よく洗ってから乾燥させたよもぎを入れ、それが浸かるぐらい、40度以上のウォッカなどのお酒を注ぎます。お酒からよもぎが出ないようにしてください。
1日1回ビンを振って、2週間ほど漬け込むとハーブチンキのできあがり。よもぎを漉して、遮光ビンに移します。
お茶に数滴垂らして飲んだり、手作り化粧水の材料としても使えます。